花粉と上手に付き合うためにお風呂を活用
花粉症は、花粉によって起こるアレルギー症状で自身のもつ免疫の過剰反応が原因です。
日本では、スギやヒノキが一般的ですが、イネ科の植物やキク科のブタクサ、カモミール、ヨモギなどが原因でアレルギー反応を起こす方も多くいらっしゃいます。花粉が体内に入ることにより、鼻水が出たり、目や肌などにかゆみが出たりといった症状が続きます。
花粉症のつらい症状を緩和させるには、できるかぎり体内に花粉を入れないことが大切です。そのためこの時期は、帰宅後早めの入浴を心がけ、髪や体についた花粉を素早く洗い流しましょう。
お風呂は、花粉症の人にとって最高の休息場所
特にひどい鼻づまりには入浴がとても効果的です。温熱作用で血流が促進し、一時的に鼻づまりが緩和します。また、入浴すると自然に湯気を吸うため、鼻の内部に入った花粉を洗い流すことができます。
さらに、お風呂の湯気は喉にも良い効果が。せきやたんで喉が辛い時も、湯気の潤いで気道が広がり楽になります。この季節はシャワーより、お風呂に浸かることを心がけると良いですね。
蒸気吸入・フェイシャルスチームもおすすめ!
蒸気吸入やフェイシャルスチームは、自宅で手軽にできますので、気分転換にもおすすめです。
ボウルに、ペパーミントやユーカリのドライハーブを適量入れ、熱湯を注ぎます。
頭からバスタオルをかぶり、目をつぶり、水面より 30 ㎝~50 ㎝ 離れたところで立ち上がる蒸気を吸入します。
この時、洗面器に顔を近づけすぎると肌を刺激したり、やけどをしたりすることがあるので、十分に注意をしてください。
リフレッシュできるとともに、鼻やのどが潤い、一時的に症状が和らぎます。
アレルギー症状の時にやってはいけない入浴とは
シャワーやお風呂の湯を熱くしすぎないこと。42℃を超える湯で入浴すると、アレルギー症状を悪化させるヒスタミンという物質が生まれることが研究で分かっています。(最高の入浴法 P128 著者 温泉療法専門医 早坂信哉)
最適な入浴温度は、40℃くらいのぬる湯。入浴時間は15分程度にしましょう。
花粉症の人にとって「お風呂は最高の救世主」
毎日のお風呂を有効に利用して、辛い時期を乗り切りましょう!!
CHIHO.hoshiyama ハーブ&バスセラピスト®
岐阜各務原にある創業25年の風呂屋「恵みの湯」で人気の岐阜産”伊吹薬草湯”に自身の不調を支えられた経験より、日本古来から伝わる植物浴の素晴らしさを多くの人に実感してもらいたいという想いからHERB&BATHプロジェクトを始動。
入浴で身体を温める大切さを伝えるバスセラピストとして、植物の活用を広げるハーバルセラピストとして活動中。また、恵みの湯ハーブ農園にて農薬を使用せず様々なハーブを栽培しています。
温泉入浴指導員
温泉ソムリエマスター
JAMHA認定ハーバルセラピスト
JAMHA認定ハーブ&ライフコーディネーター
JAMHA認定メディカルハーブコーディネーター
JAPHY認定 ハーブティーソムリエ
ouchi de aroma アロマスイーツバスボム認定講師