トマトとハーブで調味料づくり
お店には年中並んでいるトマトですが、家庭菜園でトマト栽培を楽しまれている方も多いのではないかと思います。
スライスしてそのままサラダやピザに乗せたり、煮込み料理やソースなど、トマトの用途はたくさんありますが、採れすぎて困った!ということも多いのでは・・・。
そこで今回は、トマトと相性の良いハーブを使ったミニトマトの活用方法をご紹介したいと思います。
セミドライトマト
家庭でトマトを完全に乾燥させるのは難しいですが、セミドライ(半乾き)なら気軽にできます。
セミドライでも乾燥させることで、十分に旨味成分が凝縮され、甘味が強く濃厚な深い味わいとなります。
セミドライトマトをたくさん作って、ハーブやにんにくなどと一緒にオリーブオイルに漬け込むことで長期保存もできます。
オイルにセミドライトマトの旨味とハーブ・にんにくの香りが移って、オイル自体もおいしい調味料になります。
セミドライトマトを取り出してオイルをドレッシングやバター代わりに野菜にかけたり、トーストにかけたりするもよし、パスタソースや炒め物に使用するなど、無駄なくおいしく使い切ることができますよ。
セミドライトマトのハーブオイル漬け
【材料】
ミニトマト・・・・・・・・約50個
塩・・・・・・・・・・・・適宜
エキストラバージンオリーブオイル・・・トマトが完全に浸るくらい
お好みのハーブ(バジル、オレガノなど)・・・2、3枝
A.
にんにく(潰したもの)・・・1片
ブラックペッパー・・・・・10粒
唐辛子(種を取り出す)・・・・・・・・・・1本
【作り方】
① オーブンを100℃に予熱する(オーブンの最低温度で設定)
② 天板にクッキングシートを敷き、ミニトマトを半分(半球切り)に切って天板に並べ、ひとつひとつの断面に、まんべんなく塩を少々ふりかけます。
③ ②をオーブンで60~90分加熱します。その後、天板を取り出して放置し、冷ましながら水分を飛ばします。
ここで1つお味見。甘くて酸味のきいたおいしさにびっくりしますよ。
補足)暑すぎる太陽の日差しは、もはや天然のオーブン!利用しない手はありません。今の季節なら天日干しもおすすめです。
④ ③とAの材料を煮沸消毒した瓶に入れ、オリーブオイルをひたひたにかぶるくらいそそぎ、3日後ぐらいから使えます。使用期限は1か月、涼しい場所で保管しましょう。
注)オイルからトマトやハーブなどが飛び出ていると、カビが発生する場合があるのでご注意ください。
【使い方】
・冷奴にセミドライトマトとオイルをかけ、ほんの少ししょうゆを垂らしてバジルをのせて。
・アクアパッツァに加えると、トマトの旨味が際立ちます。
・フォカッチャにセミドライトマトをのせて、オイルをかけて焼きます。
・フライパンにオイルをひいて熱し、魚介とセミドライトマトと白ワインを入れて蒸し煮。オイルパスタのソースに。
トマトをより美味しく活用する方法「セミドライトマトのオイル漬け」は、作り方は簡単ですが、トマト旨味が凝縮され、ハーブやスパイスとの相乗効果で美味しい調味料ができあがります。
お料理に使うといつもの料理がワンランクアップしてレストランのような仕上がりになりますよ!ぜひお試しください。
自分で育てて使う喜び
トマトとバジルは一緒に育てると、どちらもおいしくなるコンパニオンプランツです。
どちらも乾かし気味に育てて、お水を与えるときはたっぷりと、が美味しく香りよく育てるコツです。
自分で育てた野菜やハーブで料理するという贅沢。
土に触れ、植物に触れる暮らしは、心にも栄養を与えてくれます。
ハーブのある暮らし、ボタニカルライフで自分らしく生き生きと過ごしたいですね。
大西歩美/ボタニカルライフプランナー®
自身の経験を通して「育てたハーブを〝衣食住〟暮らしに活かす愉しさを多くの人に伝えたい」という想いから、ハーブ教室「ねもころ暮らし」を開始。
忙しい現代人だからこそ、自然を慈しみ、自分自身を大切にしながら暮らすことが「丁寧な暮らし」だと考え、それが家族にも波及して皆が笑顔になれたらハッピー♡
「食」をテーマにした『キッチンハーブの会』では、食材のおいしさを引き出すハーブの料理への使い方レッスンを開催中。
ホームページ:https://nemokoro-kurashi.com
インスタグラム:https://instagram.com/herb_nemokoro/
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