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【レポート】みつろうキャンドルとアロマワックスバー作り講座

【レポート】みつろうキャンドルとアロマワックスバー作り講座

間もなくクリスマスを迎える12/19「クリスマスに飾れる木の実の台座つきみつろうキャンドル&森の香りのアロマワックスバーづくり」を開催しました。 講師は、森林インストラクターの半谷美野子さん。現在は、山林資源の活用についての活動などにも参加されています。 まずは、みつろうの話からスタートです。 ハチの巣の話から、みつろうが作られる仕組み、みつろうの成分まで、事細かく説明をいただきました。 みつろうとは、ハチの巣箱の中に作られる自然巣や採蜜時にできる切り取った蜜蓋などを原料にしたものです。 一般に売られているみつろうは、余計なものを排除し、精製されているのでとてもキレイな黄色もしくは白色をしています。しかし、そこにたどり着くまでには、加圧圧搾したり、煮溶かしたりと面倒な作業が必要なんだそう。 また、ハチミツの種類や蜜源の違いにより、みつろうの色や香り、成分まで巣によって異なるそうです。天然のものって感じがしますね。   続いて、みつろうの歴史です。古代ギリシャ・ローマ時代より、主にロウソクの原料として使われたみつろう。電気が発達するまでの間、養蜂はみつろうを採取する目的で創られたとも考えられているそうです。 日本のロウソクの話では、奈良時代にはじめて登場したということや、平安時代にはみつろうに代わって松脂ロウロクの製造が始まった話や和ろうそくの話などを聞くことができました。 また、ミツバチの現状についての話ではミツバチが減ってきている現状やそれに伴って起こる農作物への影響などを知ることができました。 さらに、日本の養蜂家も減少している話を聞き、国産ハチミツがより貴重なものに感じました。   そして、その貴重な国産ハチミツの試食の時間です。 今回は、犬山 入鹿ハチミツさんのハチミツと八百津 おおだいら養蜂さんのハチミツを試食しました。 クリスマスにちなんで、ローゼルとローズにラベンダーミントを添えたブレンドハーブティーを一緒にお出ししました。 ハチミツとの相性も良く、とても美味しかったです。 試食のあとは、キャンドル作りです。 まずは、木の実を選ぶところから。たくさんの木の実から、自分好みのものを好きなだけチョイスできます。 かわいい木の実たち。たくさんありすぎて選びきれませんね。   木の実をチョイスできたら、土台を飾り付けます。皆さん、とてもセンスが良いです。   土台の飾り付けが終わったら、みつろうキャンドル作りです。 キャンドル用の芯に溶かしたみつろうを少しずつ、つけては乾かし、つけては乾かしを繰り返します。 地道な作業を続けるのですが、これがなぜか楽しいのです。   どんどん太くなっていきます。...

【レポート】みつろうキャンドルとアロマワックスバー作り講座

間もなくクリスマスを迎える12/19「クリスマスに飾れる木の実の台座つ...

【レポート】シアバターのプロが教えるMYシアバター作り講座

【レポート】シアバターのプロが教えるMYシアバター作り講座

2022年11月23日、講師にアフリカ工房の前田夫妻をお迎えして、五感で感じる私の香りをブレンド シアバターのプロが教えるMYシアバター作り講座を開催しました。   まずは、シアバターの話からスタートです。 講師のお二人は、アフリカのガーナで出会いました。ご主人の大蔵さんは、ガーナ共和国にてバスケットボールの指導者を、奥様の眞澄さんは、ガーナ大学に4年間留学されていました。 そのガーナ滞在中に奥様が出会ったのが、食用や保湿クリーム、ケガの治療にも使われている良質なシアバターでした。   その良質なシアバターの伝統的な製法も教えてくれました。 これは、シアバターの種です。私は初めて見ました!種は、どんぐりのようでとても硬いです。   シアバターの木から実を採取し、種を取り出します。その種を天日で乾燥させ、乾燥した種をさらに炒るそうです。 炒った種を砕き、ペースト状にして、水を加えてホイップ状にします。そして、水を蒸発させ、ろ過して、冷ます。 以上のように、大変手のかかる作業で丁寧に作り上げます。この伝統的なシアバター作りは、主に女性の仕事のようです。   この本物のシアバターを日本に伝えたい想いで、アフリカ工房を立ち上げ現地の生産者さんとの会話を大切にしながら、適正な価格で取引をするフェアトレードで取引をされています。 シアバターの成分は肌なじみの良いオレイン酸やステアリン酸。保湿効果やお肌の保護、再生をする力があるそうです。   シアバターの次は、バイバブオイルについてです。今回は、シアバターとバオバブオイルをブレンドして作ります。なんて贅沢なんでしょう。 バオバブオイルは、マラウイ・ジンバブエから届いたものです。 その成分も優秀で、若返りのビタミンとも言われているビタミンEが大変多いのが特徴です。これは、使用するのが楽しみになりますね。   続いては、西洋占星術と四元素(以下、4エレメント)の話です。女性は、占いが好きな人が多いですが、ただの占いでもないようです。 4エレメントとは、火・風(空気)・水・地(土)の4つの元素から構成されるとする概念です。 火の元素は、情熱的でエネルギッシュ。風の元素は、滞った思考を刺激し活性させます。 水の元素は、優しさや安心感を与え、地の元素は、鎮静し落ち着かせる働きを持ちます。 また、太陽星座の話を聞きながら、太陽星座の元素も学びます。 私の太陽星座の元素は「地」。その性質は、責任感が強く、仕組みやルール作りができ、結果を作り出すために努力をする人だそうです。これを聞くと、とても仕事のできる人みたいですね。 そして、4エレメントの持つ香りと自分の星座やその日の感じ方により、自分の香りをチョイスしていきます。   私がチョイスした香りは、「プチグレン」「サイプレス」「ネロリ」「ブラックペッパー」...

【レポート】シアバターのプロが教えるMYシアバター作り講座

2022年11月23日、講師にアフリカ工房の前田夫妻をお迎えして、五感...

【レポート】無農薬栽培「かみのほ柚子」を使った『柚子胡椒作り講座』

【レポート】無農薬栽培「かみのほ柚子」を使った『柚子胡椒作り講座』

2022年11月6日、湯癒草々GARDEN&FACTORYにてハーブ教室 ねもころ暮らし 大西歩美さんをお迎えして柚子胡椒作り講座を開催しました。 柚子の座学 まずは、身近なのに意外と知らないことも多い柚子について学びました。 柚子には、本柚子と花柚子があり、女性の握りこぶし程度(約130g)の柚子を本柚子、小さいサイズは花柚子と分けるそう。また、鬼柚子と呼ばれる大きな柚子もあるそうです。知っていましたか? この日、使う「かみのほ柚子」は本柚子。とても香り高く、これからの時期、スーパーにもよく並ぶ柚子です。 そして、柚子の旬は11月~12月。この日は、鮮やかな黄色の柚子が届きました。 本来、柚子胡椒には、青柚子が使われるそう。というのも、柚子胡椒に使われる青唐辛子が盛んな時期は暑い時期なので、その時期の柚子はまだ青いためです。まだ未熟な青い柚子は水分が少ないため、柚子胡椒作りには適しているのだそうです。 ただ、青柚子はなかなか手に入りにくい。ということで、この日は家でも作りやすいようスーパーでも手に入りやすい黄色の柚子を使って柚子胡椒を作りました。   柚子胡椒作り まずは、担当決めです。柚子皮を削る人、青唐辛子のタネを取る人、青唐辛子を刻む人などに分かれます。 急きょ、先生より「皮を削ったあとの柚子でゆずポン酢を作ろう!」となり、柚子を絞る担当も増えました!このイレギュラーな提案も嬉しい!   刻んだ青唐辛子は、すり鉢でさらに滑らかにしていきます。青唐辛子の重さに合わせて、柚子と塩の分量を量り、塩と一緒に青唐辛子に混ぜていきます。 柚子胡椒の材料は、たった3つだけ。これだけで、あの味が出来上がります。市販のものよりフレッシュで香り高く、美味しい柚子胡椒が出来上がりました。  フレッシュさが伝わりますね! さあ、最後は試食です。今回は、柚子胡椒の味を引き立てるシンプルな「鶏だんごのスープ」をお出ししました。 このスープのレシピも先生から教えていただいたもの。とっても優しいお味のスープに柚子胡椒の刺激が加わることで、味が引き締まります!   また、柚子皮を使った先生特製の「柚子ジャム」の試食も。この柚子ジャム作りのレシピも教えていただきました。 そして、ポン酢のレシピも教えていただき、みなさん大満足!! 家ですぐ使えるたくさんの学びが詰まった充実した2時間半でした。 歩美先生、ありがとうございました!   今後も、楽しく学べる講座を続けていきますので、興味のある講座がありましたら、ぜひご参加ください。 イベントページはこちらから→https://yuyu-sousou.com/collections/experience-yuyusousou

【レポート】無農薬栽培「かみのほ柚子」を使った『柚子胡椒作り講座』

2022年11月6日、湯癒草々GARDEN&FACTORYにて...

【レポート】野草研究家・山下智道さんと学び、体験する『知られざる日本のスパイス』

【レポート】野草研究家・山下智道さんと学び、体験する『知られざる日本のスパイス』

2022年10月20日、湯癒草々GARDEN&FACTORYにて、オープン後初めての講座が開かれました。 『知られざる日本のスパイス』と題して、野草研究家の山下智道さんをゲストにお迎えし、ハーブとスパイスを深掘りする体験です。   ハーブガーデンの散策 まずは50種類以上のハーブや植物が育つ、湯癒草々自慢のガーデンの散策です。 参加者さんと一緒に、目についた植物を片っ端から解説してくださる山下さん。皆様、メモをとりながら、真剣に一つ一つの植物に向き合ってお話を聞いています。 ワイルドストロベリーには可愛らしい花と実がついていました。品種当てクイズなどをしながら、品種の違いや特徴について教えていただきました。 コニファーのように庭木で使う常緑樹のニオイヒバ。 その凛々しい姿とは裏腹に、擦るとパイナップルのような甘酸っぱい香りがします。 「お風呂に入れてもいいですよ」と、山下さん。 その場で香りをかいだり、触って感触を確かめられる、ガーデン散策は全身で感じる体験だな〜と、楽しくなってきました。   珍しいとされるハマヨモギが育てられていることに興奮気味の山下さん。 ハマヨモギエキスは美白ローションなどで使われているそうです。 気になる植物を見つけるとすぐに次から次へと情報が出てきて、聞いているだけでもワクワクしてきます。   ファクトリーの裏側にも植物があります。ニッケイやクロモジ、サザンカなどの樹木もチェック。 「葉脈が3本あってシナモンの香りがするものがニッケイ(シナモン)ですよ」と、植物の見分け方、種同定の仕方なども詳しく教えてもらいます。 「どこにでもはえる迷惑雑草と言われるものだけど、これは薬効がとても高いです!」と、木の根元にあった野草まで解説されるのが、さすが野草研究家!普段見向きもされない植物も全部、愛おしく感じてきます。    湯癒草々GARDEN&FACTORYに隣接する温浴施設「恵みの湯」のエントランスにも、実はさまざまなハーブが植えられています。 丸い赤い実がなっている木はヤマボウシ。実はジャムにしていただくこともできるそうです。   ガーデンから恵みの湯まで、敷地内をじっくり散策できました。 眩しい秋空が広がる良いお天気で、歩いて植物を見て、触れるだけでとっても気持ちの良い時間が過ごせました。 敷地内だけでもたくさんの植物が見つかるので、訪れた方はぜひ探してみてくださいね。 日本のスパイス講座 散策の後は「日本のスパイス」についての講座を。 山下さんが自ら旅して撮影、収集したハーブやスパイスについて、海外のものとどこが違うのか、日本のどこに生育しているものなのか、食す際の注意点や特徴など、さまざまな視点から学びます。  ...

【レポート】『湯癒草々ハーバルマルシェ』で知る、さまざまなハーブの魅力

【レポート】『湯癒草々ハーバルマルシェ』で知る、さまざまなハーブの魅力

2022年10月10日、湯癒草々GARDEN&FACTORYのオープンイベントとして『湯癒草々ハーバルマルシェ』が開催されました。 この日、マルシェの準備時間中はあいにくの雨。 少し肌寒い中でしたが、オープン前に各務原市の市長、副市長にご来場いただき、施設やハウスをご覧いただきました。 グリーンハウスの中では市長、副市長と、何名かの参加者さんが、一緒にハーブの苗を植える体験をしました。 こちらのハウスでは今後、お子様から高齢者の方、障害のある方も含めさまざまな方が関わり、ハーブや野菜の栽培や収穫を通して、植物を身近に感じてもらう体験をできるよう準備しています。 「みんなで植えたハーブ、大きくなるといいね!」 短い時間でしたが、とても楽しい植樹体験となりました。 そして10時となり、ハーバルマルシェがスタート。 グリーンハウスで過ごしている間に、いつの間にか青空が広がっていました!     今回のマルシェでは、9つのお店が参加。 個性あふれるハーブの商品を提供してくださいました。 おおだいら養蜂さんは、試食が大人気! ずらりと並んだ蜂蜜は、花の種類などによって全く味が違います。 食べ比べをしながら、自分の好きな蜂蜜を選ぶのは楽しいですよね。   アジャーラーさんのお弁当は、ハーブやスパイスを使ったいろんな種類のデリがたっぷり入っていて、カラフルでかわいい! よく見ると肉球の形をしているこちらのお弁当、実は動物たちの保護のために売上の一部が寄付されるとのこと。 美味しいだけじゃなく動物たちを助けるきっかけになる、素晴らしい活動ですね。   ハーブを使ったパンがお得意のOida Breadさんは、パクチーとミントを使った色鮮やかなタルティーヌが絶品! ハーブのパンは持ち帰っておうちで楽しみます、という方もいらっしゃいました。   クラシヤさんのハーブを使ったスイーツは、思わずいくつも手にとってしまいそうな美しさ。 バタークリームジャスミンケーキ、カモミールレモンケーキなど、個性的で大人っぽいラインナップです。    岐阜県揖斐川町旧春日村の名産である”薬草”をふんだんに使ったクラフトコーラが人気のぎふコーラさんと、薬草カレーのkitchen marcoさんのブースは、薬草だらけ!...

薬草ハーブのお風呂とサウナ『恵みの湯』で、暮らしにちょっと特別な時間を

薬草ハーブのお風呂とサウナ『恵みの湯』で、暮らしにちょっと特別な時間を

岐阜県各務原市にある温浴施設「恵みの湯」。 湯癒草々と同じ、株式会社日本温浴研究所が運営しています。   皆さんは銭湯って行きますか? 実は私、銭湯って、誘われないと行かない場所・・・でした。   友達と行く習慣もないし、家族が行きたいと言った時についていく場所。 もちろん、行ったら行ったで気持ちいいけれど、しょっちゅういくこともないかな・・・みたいな位置付けだったのですが。   恵みの湯の薬草湯とハーブの香りのするサウナに魅了され、1人でも行きたい、時間があれば行きたい、と思うようになりました。 恵みの湯のお風呂で、私が好きなところ。 それは薬草たっぷりの眠り湯のコーナーと、ハーブロウリュウの香りに癒されるサウナです。   半屋外の眠り湯は、入りやすい湯温で肌あたりが優しい。 ゴロンと寝転んで湯に浸かります。 薬草の香りに包まれていると、ウトウトとして眠ってしまいそうな心地よさ。   フィンランド式蒸気浴「ロウリュウ」が自慢の高温サウナも最高です! 曜日によってはアロマの代わりに自家栽培の生ハーブがたっぷり投入され、サウナ室がフレッシュな香りでいっぱいになります。   香りと蒸気で癒された後は、各務原の天然水を掛け流しにした贅沢な水風呂に入って天にも昇る心地よさに。 ミネラル豊富で微量の炭酸も含む天然水は、柔らかく肌にまとわりつくよう。   薬草ハーブの香りと、水の良さはぜひ体験してほしいです。 季節によってお風呂に関するイベントや特別な薬草が使われることもあるので、要チェックですよ。 恵みの湯の良さは、お風呂だけではありません。 街の銭湯らしからぬおしゃれな雰囲気の物販コーナーや、美味しいお食事や自家製パンが食べられる食堂もあります。   雑貨屋さんかな?と思うような充実した物販コーナーには、サウナーさんに人気のサウナハットや人気のMOKUタオルがあったり、入浴剤やケア用品、ハーブティーや焼き菓子など、厳選されたアイテムが盛りだくさん! 季節に合わせてラインナップも次々と変わり、イベントなども行われているので、いつ来ても飽きません。...

薬草ハーブのお風呂とサウナ『恵みの湯』で、暮らしにちょっと特別な時間を

岐阜県各務原市にある温浴施設「恵みの湯」。 湯癒草々と同じ、株式会社...