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お料理にハーブのアクセントを。美味しく元気に夏を乗り越えよう!

お料理にハーブのアクセントを。美味しく元気に夏を乗り越えよう!

こちらのコラムでは、自分らしくナチュラルに暮らすためのポイントを、各務原の街の魅力と共にお伝えしています。 ハーブが生き生きとする夏。 自宅の庭で育てていたり、畑のある実家やご近所さんから頂いたり、この時期は夏野菜やハーブが手に入りやすいですよね。 いつもの夏野菜もハーブの力で風味良く、ちょっとおしゃれに。 お料理の専門家ではない私でも、ちょっとの工夫で楽しめる「おうちごはん」を紹介します。 まずは庭でたっぷり採れた大葉です。 フレッシュな状態であれば、いつものお料理に刻んでかけるだけでとっても風味が良くなり爽やかに。 揚げたナスをめんつゆにつけて冷やして味を染み込ませた「ナスの揚げ浸し」にかけたり、ズッキーニを薄切りにして梅ダレを加えた和え物にかけたり……。 もちろん、素麵などの薬味にもいいですよね。   水気をしっかり取ってから千切りにして冷凍しておくと、長い間楽しめます。凍ったまま炒め物に入れたり、汁物に入れてもいいですね。 大葉がたくさんあったので、大葉のジェノベーゼソースを作ってみました。 水気を拭いた大葉、炒ったくるみ、ニンニク、粉チーズ、塩、オリーブオイルをフードプロセッサーでペーストにするだけ。 実はとても簡単なのでたくさんの大葉が手に入ったらぜひやってみてください。 ジップ式の袋に薄く伸ばして入れて冷凍すれば、必要な分だけ割って解凍して使えます。 バジルのジェノベーゼと同様に、茹でたジャガイモやパスタと絡めて食べたり、茹でたタコやトマトにかけてカルパッチョにしたりなど、色々使えますよ。 今回は軽く湯がいたオクラとトマトをトッピングしてみました。     次はバジルです。バジルはやっぱりトマトとの相性が抜群ですよね。 ミニトマトやスライストマトにバジルをたっぷり盛って、塩、粒胡椒、酢、オリーブオイルをかけるだけで夏らしいサラダが完成です。 もしたくさんあれば、大葉と同じくジェノベーゼソースにするのもおすすめです。   独特な香りがクセになる、セロリもこの季節のお料理のポイントになるハーブですね。 葉の部分はベーコンやお肉と炒めたり、スープに入れたり、軽く茹でてお浸しにしても美味しいです。   茎の部分は短くカットしてピクルスに。 白ワイン、水、酢、砂糖、塩、ホールペッパー、ローリエ、鷹の爪をひと煮立ちさせたピクルス液を、煮沸した容器に入れたセロリにひたひたに入れて冷蔵庫へ。 シャキシャキさっぱりとしたセロリは、カレーやグリルチキンなどの付け合わせにしてもいいですね。 夏野菜のワンプレートにするのはいかがでしょう。...

お料理にハーブのアクセントを。美味しく元気に夏を乗り越えよう!

こちらのコラムでは、自分らしくナチュラルに暮らすためのポイントを、各務...

「無理をしない」私のサウナ生活

「無理をしない」私のサウナ生活

今、大人気のサウナ。以前は、男性の利用が多かったのですが、最近では女性の利用も増えています。#サウナー女子 というハッシュタグも多いですよね。 ラトビアでの衝撃サウナ体験 私がサウナを始めるきっかけとなったのは3年ほど前、バルト三国へハーブの旅に出かけた時、ラトビアで体験したラトビア式サウナ「ピルツ」です。 ピルツは、フィンランド式サウナにも似ていますが、ここで初めてハーブサウナを体験しました。 それはとても衝撃的でした。 最初は我慢のできる温度で、これなら大丈夫と安心していたのですが(これは、ただのウォームアップでした)サウナ師さんがサウナストーンに大量の水をかけ始めると、室内はたちまち高温状態へ。 仰向けになり寝ている私に、サウナ師さんが白樺や菩提樹など4種ほどのハーブ束を熱波とともに何度も身体に押しあてます。 サウナ室は常に高温の蒸気が充満し、まだサウナに慣れていなかった私は、とにかく熱さに耐えるしかありませんでした。15分ほどの時間でしたが、苦しいほどの蒸気と熱波に気を失いそうになるほどでした。 その後のクールダウンでは、天にも昇るような気分になり、いわゆる「ととのう」という感覚を初めて経験したのもこの時でした。その時は、まだ「ととのう」という言葉も知らなかったので、身体が宙に浮いているような不思議な感覚と表現していました。  これを2クール体験(まさか2回も同じことをするなんて思っていませんでした)。2回目は代謝が良くなっているせいか、さらに熱く感じ、気力で乗り切ろうと必死に耐えました。 おかげで終了後は、真っ直ぐ歩けないほどフラフラに。私の知人は、クールダウンで池に飛び込んでいましたが、その時の私には勇気がありませんでした。今の私なら、躊躇なく飛び込んでいることでしょう。 この「ピルツ」を体験した翌日の身体はとても軽く、これまで経験したことがないくらいに肌の調子が良くなったことを今でも覚えています。 そして、今人気を集めている恵みの湯の「ハーブサウナ ハーブロウリュウ」は、まさにここが原点です。この経験がなければ、恵みの湯のハーブサウナはなかったかもしれません。 まだまだ改良の余地はありますが、今後もよいサウナを提供できるようにと常に考えています。 90℃を超える熱いサウナは苦手 こんなすごい体験をした私ですが、やはり熱すぎるサウナは苦手です。80℃前後の優しいサウナが好きです。 さらに、サウナ室では、必ずと言っていいほど下段に座ります。上段の熱いポジションに座られている方をみると、スゴイなぁと感心します。 でも、ここで私は真似をしません。つねに自分のペースを守ります。そして、サウナ室での滞在時間も自分のペースです。その日の体調や自分の気持ちの良いところを探ります。 自分よりも先に入っている人がいると、その人よりは後に出なくちゃ・・とか有名なサウナーさんの言っている入室時間は〇〇分だからもう少し我慢・・とかそんなことは気にする必要はありません。 また、サウナ室に入る回数も1回の時もあれば、2回の時もあります。ここもまた、自分ペース。その日の自分と向き合い、決して無理はしません。 3回繰り返す方が多いような気がしていますが私はロウリュウを組み入れることで2回の繰り返しで十分ととのいます。 私の一番心地よいルーティーンは、 1.バブルバスで身体をほどよく温める 2.1回目、高温サウナ 3.15~20分のクールダウン 4.2回目、ロウリュウサウナ それぞれの入室時間は、6分の時もあれば8分の時もある。その時の体調次第で決めています。 そして私は、クールダウンの時間を十分にとるようにしています。 これは、あくまで私のルーティーンなのでみなさんもご自身の身体と向き合いながら、自分の心地よいペースを作ってください。...

「無理をしない」私のサウナ生活

今、大人気のサウナ。以前は、男性の利用が多かったのですが、最近では女性...

夏のお風呂に合うハーブ(野草)の紹介

夏のお風呂に合うハーブ(野草)の紹介

前回、土用の丑の話(https://yuyu-sousou.com/blogs/column/20210723_doyouushiyu)で、丑湯に使うと良いハーブの話が出ましたが、それ以外にも夏の入浴にとても良いハーブ(野草)がたくさんあります。 夏は、強い紫外線による日焼け、お子さまの湿疹やあせも、虫刺されなど肌のトラブルが気になる時期。 そんな時は、ハーブのエキスでお湯を柔らかくして、肌への刺激を和らげましょう。今回は、そんな夏の肌ケアに良いと言われているハーブ(野草)をご紹介します。 ビワの葉 古くからインドでは、ビワの木のことを「大薬王樹(だいやくおうじゅ)」、ビワの葉のことを「無憂扇(むゆうせん)」とよび、病気を治して憂いを無くすものとして、ビワの薬効を生活に役立ててきました。また、中国では、「枇杷葉(びわよう)」とよび、貴重な生薬として利用してきました。 ビワの葉の採取は、一番薬効が高いと言われる1月の大寒ごろが良いと言われていますが、薬学博士の村上光太郎先生によれば、自家用に使用する際は、採取時期を気にしなくてよいとのことです。乾燥した葉を浴用に使用するほか、お茶として飲んだり、アルコールに浸けるチンキ作りにもおすすめのハーブです。 カキの葉 日本には奈良時代に渡ってきたとされるカキの葉。カキの葉は、レモンよりもビタミンCが豊富で、暑い夏の紫外線から身体を守ってくれます。6月から8月の暑い時期に採取した葉が一番ビタミンを多量に含んでいますが、採取後は時間とともにビタミンCが減少するので、早めに処理をしましょう。 カキの葉を2分程度蒸して酵素を分解させます。その後、手早く広げ熱を冷まし、しっかりと乾燥させます。ちなみに、入浴用として使用する場合は、甘ガキ・渋ガキのどちらでも良いです。また、9月を過ぎると、葉に渋み成分が増えますので、飲用として使用する際は注意が必要です。 シソの葉 食用として、たいへん馴染みのあるシソ。江戸時代からシソは重要な薬として使われていたことが「大和本草」(1709年刊行、貝原益軒により編纂された本草書)に書かれています。香り成分のペリルアルデヒドには強い防腐作用があり、食中毒予防として刺身のツマとしても利用されています。 また、夏にシソジュースを飲んでおくと、秋や春のアレルギー症状の緩和も期待できるそうです。浴用に使用する際は、茎も使用できます。葉茎を乾燥させたものを袋に入れ、お風呂に入れて楽しみます。 アカメガシワ 江戸時代から痔の媚薬として知られるアカメガシワ。新芽や新葉が赤い毛で覆われるところから名づけられました。成葉になると、赤色はなくなり、大きな葉になります。昔は、これを皿の代わりにして食べ物をのせたり、包んだりしていたそうです。 薬用として使用されるのは、葉と樹皮です。樹皮エキスを使った治療薬も市販されています。浴用には、枝葉を使用します。夏に採取して、水洗いし、細かく刻んでカラカラになるまで乾燥させます。お風呂に入れる際には、塩を一緒に入れると効果的だそうです。 ゲンノショウコ 「現の証拠」という意味を持ち、使用するとすぐに効果が表れることから名付けられました。また、地域によりその呼び方は様々で、イシャイラズ、タチマチグサ、テキメンソウなどがあります。 ゲンノショウコの薬効成分はタンニンで、その含有量は花も盛りとなる夏の土用丑のころが一番高いといわれています。採取した葉茎は、水洗いして日に当て、しっかりと乾燥させます。夏の肌のトラブルには、乾燥したものを鍋で煮だして濃く煎じ、浴槽に入れるとよいでしょう。ちなみに、今年、うちの農園で咲いた花は白花ばかりでした。(昨年は、赤白両方の花が咲きました) スイカズラ 日当たりの良い山地や野原などに普通にみられる常緑のつる性植物です。咲き始めの花は白色、もしくは乳紅色ですが、のちに黄色に変化することから、花の生薬名は「金銀花」と呼ばれています。一方、茎や葉は冬でも枯れないため、冬を忍んで青いままでいるという意味で「忍冬」という生薬名が付いています。和名の「スイカズラ」は、花の蜜を吸うと甘みがある、つる性の植物のことを表しています。 浴用として使用する際は、乾燥した葉茎50~100gくらいを袋に入れ、水から浴槽の中に入れて湯を沸かします。美容効果が期待できます。花は香りが良いため、ホワイトリカーなどアルコールにつけてスイカズラ酒にしたり、ハーブティーとして飲用したりするのもよいでしょう。 スギナ 全国各地、日当たりの良い場所に生える野草です。非常に生命力が強く、多量に生えてくるので、処理に追われる人も多いのではないでしょうか。春先にツクシ(胞子茎)を生じ、のちに緑色の麟葉(スギナ)となります。スギナは、高さ30~40センチほどに成長します。一見、葉のように見えますが、ほとんどが茎だそうです。 5月ごろに全草を採取して風通しの良い場所で乾燥させます。浴用として使用する際は、生のスギナを100~200gほど袋に入れて、水から浴槽に入れて沸かします。乾燥したものを使用する場合は半量にすると良いでしょう。 カキドオシ 以前、半谷さんに学ぶ「和ハーブを身近に感じる」(https://yuyu-sousou.com/blogs/column/20210618_waherbs)でも登場したカキドオシ。花の咲く4月~6月ごろに採取して、しっかり乾燥させます。ハーブティーにして飲むと優しい味でとても美味しいですが、浴用としても使用できます。 村上光太郎先生は「湿疹やあせも、皮膚の炎症がひどいときには、煎液(ハーブティー)を飲むばかりでなく、煎じた液(鍋で煮だした液)を風呂に入れて入浴すれば、かゆみも取れ、次第に治まります。生の葉のしぼり汁を塗布すれば、早い効果が得られます」とおっしゃっています。(薬草をたべる 薬学博士村上光太郎より)比較的育てやすい植物なので、ご自身で育ててみてはいかがでしょうか。 ここまで夏のお風呂に合うハーブを紹介してきましたが、夏の入浴についても少し触れたいと思います。 入浴後、「汗が流れ出た」「汗が止まらない」ということはありませんか? せっかくお風呂に入って、身体をキレイにしたのに、たくさん汗をかいてしまっては元も子もないです。...

夏のお風呂に合うハーブ(野草)の紹介

前回、土用の丑の話(https://yuyu-sousou.com/b...

土用の丑の日には桃の葉を入れた「丑湯」で無病息災を願う

土用の丑の日には桃の葉を入れた「丑湯」で無病息災を願う

7月17日に気象台より東海地方の梅雨明けが発表され、過去最長62日間の長い梅雨であったことが話題になりました。 これから本格的に蒸し暑~い夏が始まるわけですが、猛暑で食欲が落ちるとどうしても冷たい食べ物や飲み物が続いてしまいがち。ちょうど夏バテが心配になってくるそんな頃にやってくるのが「土用の丑の日」です。 土用の丑の日といえば鰻(うなぎ)を食べるのが一般的ですが、薬草をお湯に入れて入浴をする「丑湯(うしゆ)」という習慣もあります。 ハーブ湯としてのメリットや丑湯の入り方などについて、ご紹介したいと思います。 そもそも土用の丑とは? 毎年この時期になるとスーパーやコンビニなどで「土用の丑の日には鰻を食べよう!」というポスターが並び、全国の小学生たちは「なんで土用の丑の日なのに土曜日じゃないんだろう?」と頭を悩ませるわけですが、「土用の丑の日」とはどういったものなのでしょうか? 簡単に言うと、「土用」という期間のうち「丑の日」である日のことを「土用の丑の日」と言い、梅雨明け頃になる「夏の土用の丑の日」が一般的に有名である、という説明になります。 「土用」っていつのこと? 「土用」とは「土旺用事(どおうようじ)」の略で、二十四節気のうちの四立と言われる「立春」「立夏」「立秋」「立冬」前の約18日間(または約19日間)のことをいいます。各季節の変わり目にあるということです。 2021年の土用 冬土用(立春前):1月17日(日)~2月2日(火) 春土用(立夏前):4月17日(土)~5月4日(火) 夏土用(立秋前):7月19日(月)~8月6日(金) 秋土用(立冬前):10月20日(水)~11月6日(土) 一般的には立秋前の夏の土用が最も有名ですが、実は1年に4回もあったというのは、知らない人も多いのではないでしょうか。 「丑の日」っていつのこと? 丑の日は十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)の2番目にくる「丑(うし)」のことです。 十二支は年を数えるときに使われるのが一般的ですが、 実は方角や月、日にちを数えるのにも使われます。つまり、約18日間の土用の期間のうち、 12日周期で割り当てられている十二支が「丑の日」にあたる日のことを「土用の丑の日」と呼びますので、1日だけでなく2日存在することもあります。その場合は1日目を「一の丑」、2日目を「二の丑」と呼びます。 2021年土用の丑の日 冬土用(立春前):1月17日(日)、29(金) 春土用(立夏前):4月23日(金) 夏土用(立秋前):7月28日(水) 秋土用(立冬前):10月20日(水)、11月1日(月) このように春夏秋冬すべてに「土用の丑の日」があります。 桃の葉を入れた「丑湯」で夏バテ防止、無病息災を願う 土用の丑の日には鰻を食べるほか、薬草をお湯に入れて入浴する「丑湯」という習慣があります。 現代日本では、入浴剤を入れてお風呂に浸かることはいつでも気軽にできることになっていますが、今よりもお湯が大変貴重で、毎日お風呂にお湯を溜めることができなかった時代には、蒸し暑い夏に入る薬草風呂は格別に爽やかなことだったようです。 夏バテ防止や疲労回復のために入る「丑湯」には無病息災を願う意味もあり、江戸時代にはとくに桃の葉を入れた桃湯を丑湯としていたそうです。 ...

土用の丑の日には桃の葉を入れた「丑湯」で無病息災を願う

7月17日に気象台より東海地方の梅雨明けが発表され、過去最長62日間の...

緑と風とハーブに癒される時間 / 三重県多気町・本草研究所RINNE(VISON)

緑と風とハーブに癒される時間 / 三重県多気町・本草研究所RINNE(VISON)

こちらのコラムでは、自分らしくナチュラルに暮らすためのポイントを、各務原の街の魅力と共にお伝えしています。 いつもは岐阜県各務原市の街の魅力を中心にお伝えしているこちらのコラムですが、前回に続き今回は少し遠出して三重県まで。 各務原市から三重県多気町まで、高速道路を使って車で約2時間。 新しくできた体験型の観光スポット「VISON」の中にある、本草研究所RINNEさんにお邪魔してきました。 本草研究所RINNE 三重県多気郡多気町ヴィソン672番1 本草研究所2OPEN 10:00-18:00https://www.instagram.com/yakusou.rinne_vison/   VISON 三重県多気郡多気町ヴィソン672番1(店舗により営業時間などは異なります)https://vison.jp/ 三重県多気町に広大なエリアを開拓して作られた体験型の観光スポット「VISON」は、食・文化・アートとテクノロジーが集結する地方創生プロジェクトとしてスタートしました。 様々な飲食物販のショップエリア「マルシェヴィソン」や、温浴施設「本草湯」などが既にオープンしていますが、2021年7月20日には宿泊施設「ホテルヴィソン」をはじめ、素敵なお店が一斉にオープン予定です。 さらにその後も、ミュージアムや農園なども加わり、一大観光エリアとなるでしょう。 すごいですよね。 この日は時間が取れずVISON全てを見ることができなかったのですが、個人的にも仲良くしていただいている本草研究所RINNEさんでお茶をしながら、ゆっくりと過ごさせていただきました。 本草研究所RINNEさんは、VISONのエリア内でも山の中腹に位置するショップ。 素晴らしいロケーションで、ここまで来るくるだけで一気にリゾートのような気分になります。 国産のハーブを使った「和草茶」を中心とした、ハーブや身体に心地よいグッズなどをの販売をするショップに、ハーブティやヴィーガンスイーツを中心としたカフェが併設されている素敵な場所です。 開放感のあるガラス張りの店内からは、山の稜線が見えます。 夕暮れ時には山に沈んでいく美しい夕日が見れるようで、スタッフさんたちも「毎日心地よい環境で過ごせることが嬉しい」とおっしゃっていたのが印象的でした。 甘さを控えたハーブドリンクは、赤丸薄荷とハイビスカスのティーソーダ。 すっきりとした後味で、いつまでも飲んでいられるような爽やかさがあります。 季節によっても採れるハーブはどんどん変わっていきます。 行くたびに新しいハーブティーやドリンクに出会えるというのも魅力的ですよね。 焼き菓子ももちろん、RINNEさんのオリジナル。 ハーブドリンクとの相性を考えられたお菓子は、素材そのものの味わいがとてもしっかりしています。 スパイスや小麦だけでなく、みりんや塩麹、ほうろく菜種油など調味料にもこだわり、素朴ながらも繊細で奥行きのある味わい。 口に入れるたびにハッとするような新鮮さがあります。 ショップでは、オリジナルの和草茶や焼き菓子をなどの美味しいものをはじめ、菊花せんこうなど植物を使った日用品、自然由来成分100%の化粧品など身体に使うものまで、様々なラインナップで楽しめます。...

緑と風とハーブに癒される時間 / 三重県多気町・本草研究所RINNE(VISON)

こちらのコラムでは、自分らしくナチュラルに暮らすためのポイントを、各務...

スパイスの力で医食同源 アーユルヴェーダ料理を作ってみよう

スパイスの力で医食同源 アーユルヴェーダ料理を作ってみよう

インドの留学生とオンラインカレー教室をしたり、最近はスリランカ出身の方にインド地方の食文化について学んでいる、フードビジネスコンサルタントのひらつかです。 前回は、ジンジャーチャイのお話をさせていただきました。https://yuyu-sousou.com/blogs/column/20210108 今回は、医食同源の国とも言われているインド地方のアーユルヴェーダの教えからなるスパイス料理についてのお話です。 インドの伝統医学 インドでは伝統医学という医学の分野が存在しており、約5000年前から存在しています。体質に合わせて病気になりにくい体をつくるいわば「予防医学」の考え方です。病気になってから治すのではなく、病気にならない身体づくりや生活習慣の教えが古典には記載があります。アーユルヴェーダは、生き方の指針ともいえ、自分らしく、幸せに生きることを目指す、人間本来の礎ともいえるシンプルなテーマともいえます。 また、アーユルヴェーダでは、人の体や心、生きようとするエネルギーは食べ物によって作られるとされ、それぞれの体質や症状にあった食事は、薬よりも大切であるとされています。 スパイスの役割 アーユルヴェーダの影響を多く受けるインド地方において、スパイスやハーブは、なくてはならないものです。主にスパイスの役割は、香り付けと辛み、色付けです。スパイスで味を付けるという役割はなく、風味で嗜好性を高め料理にアクセントを与えます。スパイスのもう一つの役割として、食欲増進や消化代謝を促すとされ、体の調子を整える薬としての役割もあります。 インド地方での食事のスタイルは、一枚の皿のうえに主食(ご飯やナン、チャパティ)、副菜やアチャールと呼ばれれる漬物のような付け合わせも一緒に盛り付け、それらを少しずつ混ぜながら食べます。一度の食事でも組み合わせによって味に変化が付けられるために飽きることなく食べられます。 今回は、わたしの友人でもありインド系の食文化について教えてもらっている、スリランカ出身のリリさんに日本でも手に入りやすい材料を使って、スパイスを使った料理を紹介します。 かぼちゃのカレー かぼちゃ 500g A 塩 小3/4 カレーパウダー 小1/2 玄米 3/4 ココナッツファイン 25gココナッツミルク 200ml  B 玉ねぎ(薄切り)1/2個 にんにく(みじん切り)1片 青唐辛子1本 粉唐辛子小1/2 こしょう少々 1.かぼちゃを一口大に切り、Aをまぶしておく2.玄米とココナッツファインをフライパンで乾煎りしたあと、  ココナッツミルクと一緒にミキサーにかけペーストにする。3.1とB、水400mlを入れて中火で、かぼちゃが柔らかくなるまで煮る...

スパイスの力で医食同源 アーユルヴェーダ料理を作ってみよう

インドの留学生とオンラインカレー教室をしたり、最近はスリランカ出身の方...